お金くれる人

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中学生のとき、両親が離婚して、母と2人で暮らすようになりました。しばらくして、家におじいさんみたいな男性がくるようになって、泊っていくようになりました。母は「あの人はお金くれる人だから、大切な人なんだよ」と言いました。たぶん、おじいさんのことを、父よりも好きで一緒に寝ているのではないんだよ、と言いたかったのかもしれません。
いま思うと、母子2人が住むには広い家に住めていたし、わたしは何不自由なく生活できていたので、母の働き分以上に、お金をもらっていたのでしょう。その男性は、いくつも会社を持っているお金持ちだと聞いていました。時間も自由なのか、母がいないときに家にやってきて、わたしにいやらしいことをするようになりました。わたしは、とてもいやだったのですが、彼に嫌われたら、たぶん母が困るだろうと思い、いいなりになりました。
おじいさんは、決して乱暴することはなかったですが、とてもしつこかった。フェラチオをさせるときも、どんなに嫌がっても、大丈夫だ、洗ってきたからって、なんどもさせようとして、とうとうするハメになりました。
いま考えれば、「お母さんにはいわないで」なんてわたしがお願いする必要などなかったとおもうのですが、関係ができてからは、とにかく、母に知られたくなくて、秘密にするかわりに、いろいろなことをさせられました。
ある日、母が怖い顔をして「あんたっあの人と変なことしてるんやないの?」ってわたしに聞きました。わたしは、平静を装って否定しましたが、母はわたしをじっと見て、見たこともないような、悲しい顔をしていました。
その場はそれ以上詰問されることもなくなり、母は仕事が忙しくなったと帰りが遅くなり、そのかわり、おじいさんと2人の時間が増えました。
今私は40を過ぎて、普通の家庭生活を送っています。母とも時々会いますが、あの時の顔は忘れられません。きっと、母にとってあのおじいさんは「お金をくれる人」以上の男性だったのでしょう。そして、突然帰りが遅くなったのは、何か意図的なものがあったのではないかと、考えるようになりました。母には、一生確かめることはないとは思いますが・・・。

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